2020-11-17 第203回国会 衆議院 農林水産委員会 第4号
特に、種の自家採種を前提とした有機栽培を例外としていないのは、これから有機作物の輸出を促進しようという政府の方針に逆行するものです。 許諾をとれば自家増殖できるのだから今までと変わらない、禁止するわけではないと政府は言いますが、原則自由から原則禁止に変わるということは百八十度の方針転換です。労働者派遣の対象業務が原則禁止から原則自由に変わり、社会構造が変わったことは一つの示唆になると思います。
特に、種の自家採種を前提とした有機栽培を例外としていないのは、これから有機作物の輸出を促進しようという政府の方針に逆行するものです。 許諾をとれば自家増殖できるのだから今までと変わらない、禁止するわけではないと政府は言いますが、原則自由から原則禁止に変わるということは百八十度の方針転換です。労働者派遣の対象業務が原則禁止から原則自由に変わり、社会構造が変わったことは一つの示唆になると思います。
○亀井委員 有機栽培、やはり、変な種を増殖しても意味がないので、優良な登録品種を自家増殖して栽培している農家というのは普通にあるわけでして、国がこれから有機栽培に力を入れましょうというのであれば、私は、有機作物というのは、自家増殖を許諾制にして原則禁止という、そこから例外として外すべきだと考えます。
今、日本は農産物を世界に輸出していくことを強化していて、その際、特にヨーロッパなどは農薬の規制も厳しくなり、有機栽培の作物がかなり人気が出てきていて、日本もその分野に力を入れましょうと言っているときに、有機作物のところも例外にしないで自家増殖は一律禁止ですよとすることの意味がよくわからないんですけれども、矛盾していないでしょうか。お伺いいたします。
そして、これは大事な質問なので私は大臣に伺いたいんですけれども、先ほど申し上げていますとおり、有機作物を推進しようとしている国の方針を考えたときに、そして、他国は主要農作物などを外している中で、どうして全く例外品目のないこういう法律が出てきたのか、私は理解に苦しむんですけれども、大臣、いかがお考えでしょうか。
消費者の選択に資するように、有機作物と有機加工食品の表示が適正に行われていることを監視するのは国の責務であるが、一方、食料自給率向上の観点から、有機農産物や有機加工食品の生産振興を図ることも国の責務ではないかと考えます。 政府は有機農業振興のための支援法の必要性についてどのような所見を持っているか、お聞かせください。 次に、食の安全、BSE、米国産牛肉等輸入再開問題について伺います。
私はもう時間がありませんので一々言いませんが、いずれにしても、水際の検査体制というのは、単に認定機関に任せる、あるいは輸入業者にそれを任せるということじゃなしに、政府が責任を持って、やはりにせの有機作物、食品の流入を防止するための体制というのが必要じゃないかというふうに考えるわけであります。 時間がありませんので、もう一点質問をしておきたいと思います。
この間私は買い物に行きましたら、アメリカからの輸入物で有機作物という表示を大きくしたものが、エンドウマメだとかアスパラとか出ておりました。それそのものは即組み換えの作物だというふうには思いませんけれども、付加価値があるということで、こういうものをどんどん冷凍食品で輸入されれてきて、その一番大きなあれが有機作物だということを売り出しに使っているのだなというふうに思ったわけです。